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気がついたらASUS ZenFone Goを買っていたのでプチレビュー記事を書いた

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長らく使ってきたNexus5が『突然電源が落ちて、起動するも起動途中で電源が落ち、再度起動するもまた途中で電源が落ち…、という再起動を延々と繰り返す』症状、巷でいう再起動ループ(Nexus5 Boot Loop)の症状を起こすようになってしまった。

分解して電源ボタン周りを清掃する、Boot unlockしてAndroid6.0→5.1にダウングレードするなど手をかけてみたものの、依然症状は改善せず、日に日にひどくなるばかり。

原因追求にも飽きていい加減業を煮やし…、なによりスマホが常時落ちているとプライベート・仕事ともに不都合があるので、Nexus5の代わりになるスマートフォンを急遽調達することにした。

今注目の格安SIMフリースマートフォン

今回のリブート問題以前からちょいちょい問題があり、『いい加減スマホ買い換えたいなー』という感じだったので、最近Nexus5の代わりとなるSIMフリースマートフォンを下調べしていた。

Nexus5が今回2~3年程度で使えなくなったことを思うと、『なんか大枚はたくのもバカバカしいなー』という感じだったので、候補は、3万円以内のものに絞っていた。

ま、結論から言うと、下調べしていた下記機種をYodobashiとSoftmapを回って一通り見て、『えいやっ』でなぜかASUS ZenFone Goを買ったんだけど。

HUAWEI P9 lite

先日発表され、くしくも買いに出かけた日(6/17)発売の新型機。

3万円という値段で、5.2型 FullHD(1920x1080)液晶、かなり高速なCPU、大容量のバッテリ、Android6.0、指紋認証センサあり、とスペック的に文句なし。

だったのだけど、SIMサイズがNanoSIM

で、MicroSIMを使うNexus5から乗り換えるには、SIMサイズを変更するための手間がかかるので、『いますぐ買い換えたい!今日換えたい!』モードだった自分的にパス。いや、正直、今買うならこれしかないだろ、って気はしたんだけど…。*1

FREETEL REI

HUAWEI P9 liteの発表会で、競合機種として上げられていた最近の機種。

3万円で、5.2型 FullHD液晶、十分高速なCPU、大容量のバッテリ、Android6.0、指紋認証センサあり、とスペック的にこちらも遜色なし。

こちらはMicroSIM。

スペックシート上は条件としては完璧だったのだけど、実物を触ってみてなんとなくピンとこなくて保留。いや、ほんと、なんとなく。

【ジャイロセンサー搭載】FREETEL REI 麗 (メタルシルバー)

【ジャイロセンサー搭載】FREETEL REI 麗 (メタルシルバー)

Freetel 雅

2万円足らずの安さで、5型 HD(1280x720)液晶、十分そうな性能のCPU、Android5.1のSIMフリースマートフォン。最低限必要な性能はキッチリ抑えましたという感じのスペック。プラボディ。

こちらもMicroSIM。

これも実物を触ってみてピンとこなくて保留。

FREETEL SAMURAI MIYABI 雅 フリーテル (ブラック)

FREETEL SAMURAI MIYABI 雅 フリーテル (ブラック)

HUAWEI P8 lite

P9 liteの発表に伴い型落ちとなった機種。だが、性能は去年の発売時点でけっこう良かっただっただけあり、今でも必要十分以上。

ネット上では現在在庫処分品が2万円程度で手に入る。5型 HD液晶、わりと速そうな性能のCPU、Android5.1。プラボディ。なお、Android6へのアップデートがあることを公式が発表済み。

こちらもMicroSIM。

本命だったのだけど、Softmapの店頭で、2万円台後半という意味不明な(P9 liteと変わらない)値付けに幻滅して買わず。

Nexus5X

なんか一時期3万円前半まで下がっていたGoogle謹製スマホ。

5.2型 FullHD液晶、ハイエンドのCPU、Android6.0、指紋認証センサあり、とスペック的に文句なし。

nanoSIM。

性懲りもなく、『Nexusなら間違いない(当面使える)感があって良い』とか思っていたけど、店頭で安価にSIMフリー版が売られていたりはしませんでした。アーメン。

とつぜんのZenFone Go

という感じで候補の中に買いたいと思えるものがなく、困ってしまい、『とにかく安くて、とりあえずちゃんと動くもの』みたいな雑な条件で売り場を物色していたらZenFone Goが目に入った。

まったくノーマークで、『なにが特長なのかよくわからないASUSのローエンド機種』くらいのイメージだったのだけど、売り場のスペックシートを見ると

  • 5.5型 HD液晶 (大きい!見やすい!)
  • 並の性能なんだけど、Snapdragon搭載 (超メジャーメーカのCPU!謎の安心感!)
  • docomoのLTE周波数をほぼ網羅! (電波を良く掴みそう!)
  • 大容量(3000mAh)のバッテリー!
  • Android5.1

という感じで、

実際触ってみても、挙動に変なモタツキは感じられないし、バッテリー容量があるからモバイルルータ代わりに使えそうだし、iPhoneに全然似てない外観に、『あれ、なんかこれよくね?』みたいな気がしてきたので、

買った。

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1日使ってみた感想

5.5型液晶は大きく、とにかく文字が見やすい。目に優しい。

5.5型液晶ともなると筐体が大きく、文字入力が片手ではやりづらい。と思いきや、デフォルトで入っているATOKのキーボードが、サイズや位置を自由に変えれるおかげで、使いやすいようにカスタマイズできた。むしろ自分の手に合わせてカスタマイズできるおかげで快適。

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画面解像度が、FullHD(Nexus5)からHDにダウングレードしたんだけど、特に何の感慨もない。『FullHDなんてスマホにはいらんかったんや!』って気分になってる。

電池の持ちは最高。ふつうに丸一日持つ。スタンバイ状態なら100時間以上余裕で持つ。

話は逸れるが、ZENPHONE Goを使ってみて自分のNexus5、"ふつうに使って3~4時間しか持たなくなってる/スタンバイでも7~8時間しか持たない"のがかなり問題なんだと気付かされた。Nexus5のリブート問題、バッテリーがあかんのでは疑惑。閑話休題

処理速度に関しては、ブラウジングの描画速度みてると、Nexus5よりちょっとばかり遅いのかなぁと思わなくもなくないけれど、許容範囲。

プリインストールのアプリは不要なものが大量に入っていたけど、Google謹製のアプリも含めて、大半をアンインストール/無効化できた。悪くない。

Nexus5から代えて明らかに良かった点としては、Nexus5ではJR大阪駅近くのビル街でBluetoothイヤホンで音楽聞いてるとプチプチ音が切れていたんだけど、ZENPHONE Goにしてから音切れがかなり軽減された。また、JRに乗って移動中でも高速に安定して通信できている。LTEの電波もよく掴んでいる雰囲気。

実際のところはよくわからんけど、総じて無線通信が安定しているのかしらん。

あと、Nexus5と違って(てかNexus5の設計がアレなんだけど)、ZENPHONE Goはイヤホン端子が一体成型なので、Pluggy lockをキッチリ固定できたのも◎。ストラップがあると、大きめの筐体もガッチリ持てていい感じ。

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スペックシート上はパット見見栄えのしない機種ではあるんだけど、

  • 大型液晶
  • 使い勝手を考えたソフトウェア構成(ZenUIや専用ソフトウェア、ATOK)
  • 大型バッテリー
  • LTEの対応周波数が多い

と実用性が極めて高く、なかなかに完成度の高い機種だなと。

安価という理由で買ったのだけど、ひとまずは『これはいいモノだ』(と思いたい)。

雑感

もはやこの手のローエンド機種でも、実用上は困らないレベルの処理性能を備えているんだなぁと、ZENPHONE Goを使ってみて思う。

スマホは、どんぐりの背比べみたいなスペックの差異を見るよりも、実物を触ってみて手に馴染むかどうか、フィーリングで買ってもいい時期に来ているんじゃなかろうか。

と思ったけど、やっぱりこれから新規に買うなら、ZENPHONE3、P9 lite、REI、(安く手に入るならNexus5X)のどれかにするのが良いんじゃないのと思いますね!

あと、Nexus5って今でも十分使えるくらい(当時)ハイエンドなスペックで軽量小型と、スペック的にはとてもバランスの良い機種だったんだなあと今更思った。ま、実際使ってみたら細々と不便なとこあったけどね。

*1:2016.6.17現在未発売ながら、他にはASUS Zenfone3とHUWAWEI T2 7.0 Proが、アリかなと思ってる。