$*nyme

blog of a man, by a man, for a better future

フルサイズEマウント(FEマウント)の望遠レンズを安く済ませるためのレンズ候補

f:id:d_ymkw:20180404113403j:plain

目次

フルサイズ Eマウント用の望遠レンズ

フルサイズEマウント用の望遠レンズ(FEレンズ)としては、

  • 70-200mm F4
  • 70-300mm F4.5-5.6
  • 70-200mm F2.8

と、妥協のないラインナップとなってきたのだけど、キッチリ現代的な性能なだけに(性能に妥協のない分)いかんせん絶対的な金額が高いし、そこまでの性能は必要ないので廉価に望遠レンズを使えないかなぁと。

で、考えてみると、EマウントにはAFの効くマウントアダプターがあったなぁと。

アダプタと組み合わせてサードパティのレンズを使えば安く済ませるられんじゃね?と思ったのでちょっと調べてみた。

ざっくりまとめ

SIGMA MC-11(¥30,000)はAF動作に制限が多いので、対応する既存資産(レンズ)がある場合にオススメ。あえて、MC-11前提でレンズを揃えるのは割高感がある。なお、SIGMA・TAMRONに関してはFEマウントレンズを販売・新規開発することが発表されているので、急ぎ必要でなければ廉価なレンズが発表されるのを待つのも一つの手。

とにかく安く望遠レンズを手に入れたい場合、純正マウントアダプタ(Aマウントレンズ)を使うのが吉。

α7II以降であれば、LA-EA3 (¥18,000)を。α7(第1世代)であれば、LA-EA4(¥30,000)を。

安価なレンズ候補は以下の通り。

メーカー レンズ名・型番 価格(新品) 価格(中古) 性能
SIGMA 70-300mm F4-5.6 DG MACRO ¥11,000 ¥9,000
SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO ¥18,000 ¥9,000
TAMRON AF70-300mm F4-5.6 Di MACRO ¥11,000 ¥9,000
TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di USD A005S ¥32,000 ¥18,000
SONY 75-300mm F4.5-5.6 ¥14,000 ¥9,000
SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM ¥64,000 ¥40,000

性能の目安は、△:どうしても望遠が必要であれば、○:悪くはない、◎:わりと現代的。

なお、AF動作の制限や安定性、絶対的な性能を考えると、純正レンズを中古で手に入れるのが一番割安かも知れない。

各選択肢に関するメモ

純正マウントアダプタと望遠レンズ

Aマウントレンズを使えるようになるアダプタ LA-EA4 と、Aマウント用TamronのA005という組み合わせが費用対効果は高い気がする。(オススメはしない。理由は後述)

ソニー SONY マウントアダプター LA-EA4

ソニー SONY マウントアダプター LA-EA4

極限まで安くするならSigmaやTAMRONの最廉価 70-300mm *(性能も値段なりな代わりに、ありえないくらい安い。手軽に買える。)という手も有るけど、流石に描写性能他諸々、妥協しすぎではなかろうかと。もはや、フルサイズ機を使う意義を疑うレベル。

ほどほどに安くて評価が高いものを調べると、TAMRONの60周年記念で作られたA005が、描写性能的にもソツがなさそうではある。

望遠レンズを使うためだけに、LA-EA4への投資がなんだかなぁというところではあるものの、

将来的に、TAMRONの良質で安価なレンズ (24-70mmF2.8(A007)や90mmマクロ、70-200mmF2.8(A009)、15-30mmF2.8(A012)、最近発売された単焦点SPレンズ(35mm,45mm,85mm)、純正にはない150-600mm)を数珠つなぎに増やしていくなら、

というより、いっそTAMRONと心中する気ならLA-EA4のイニシャルコストも無視できるかなぁと思ったりする。

ただ、この場合そこまでしてEマウントを使う意味はあるのか、という素朴な疑問が湧いてくる。

LA-EA4はレンズ資産のある人向け。という結論。

MC-11と望遠レンズ

SIGMAのSAマウント用レンズを使うためのアダプタ MC-11 に関しては公式に対応している望遠レンズは

  • 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM (Contemporary)
  • 120-300mm F2.8 DG OS HSM(Sports)
  • 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM(Sports)
  • 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM(Contemporary)
  • 500mm F4 DG OS HSM (Sports)

といったところ。

これらのレンズは魅力的では有るのだけど、今回の廉価に…、という目的からは少し外れてしまう。(超望遠レンズとしては、破格の安さなのだけど、単に望遠レンズがほしいだけであれば、純正の望遠レンズがふつうに買える。)

Eマウントで使える超望遠レンズ(焦点距離300mm以上)が欲しい場合、現実的な選択肢かもしれない。

ただ、AF-C/AF-AやDMFの動作が保証されていない(AF-Sでの利用が前提となる)点を思うと、超望遠レンズの選択肢としても『?』をつけたくなる。

SIGMAはFEレンズの投入を公言しているようなので、純正に欠けている望遠域のレンズを出してもらえると面白くなってきそうだけれども、はてさて。

まぁなんか色々考えれば考える程

価格を抑えたい場合は、純正の70-200mmF470-300mmを中古で買ったらいいんじゃね、って気になった。

マウントアダプタを使う手間や、動作に関するリスク(シャッターチャンスを逃す可能性)、絶対的な性能の高さ(将来的にも買い替えが不要になる点)を考えれば、なんだか大した差額ではない気がしてきた。

追記

結局、FE70-200mmを購入しました。

純正の安心感、軽量で必要十分な性能。理想的な望遠レンズです(ズコー

sonymemo.hateblo.jp