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s*nymemo

自転車やカメラのレンズに関する何やかんやと日常の雑記からなるblog

LightroomCCのHDRマージ&段階フィルタのブラシ(マスク)機能で、ハーフNDフィルタの効果を凌駕するッ!

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まえがき

先日、pentax memoのakahige先生が那須岳の写真を多数公開されており、

マジ素敵ですわぁ。:゜☆ヽ(’∀’)/☆゜:。

って感じでテンションが上がってしまい、あろうことか悩める先生に対して

Amazonで手に入る安物のハーフNDフィルタキットか、露出ブラケット撮影してPhotoshopでHDR合成はどうでしょう』(意訳)

なんてコメントを勢いでしてしまったのですが、

いっけね、俺、Photoshopで実際にHDR合成とかしたことないわ

というか、今回の目的(画面の一部の輝度を落としたい ≒ 画面全体として見たとき、ダイナミックレンジを通常撮影時より広げたいという目的)だと、

デジカメに搭載されてるエフェクト的なHDRじゃなくて、

単純にHDR合成されることで通常撮影時よりもダイナミックレンジが拡がったHDR合成後のRAWファイルが必要なのだけど、

『そもそも、そんな機能あるんかいな』と疑問が湧いたので、方法など色々調べてみた。

HDR合成はLightroomCCが正義

いきなり結論から言うと、Lightroom(以下、Lr)での現像に慣れている場合、PhotoshopでHDR合成するより、Lightroom CCから搭載されたHDRマージ機能を使う方が、Lrだけで後の現像処理まで手軽に完結できて楽なのでオススメ。

やり方は、

  1. Lr上で合成したいファイルを洗濯
  2. メニューを開いて「写真を結合」→「HDR」
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  3. プレビュー画面が出るので、「自動整列*1のON/OFF」「自動階調*2のON/OFF」「ゴースト*3除去量の程度*4」を適宜設定して「結合」する
    f:id:d_ymkw:20161021235450p:plain

以上で、HDR合成したRAWファイル(DNG形式)を作ってくれる。

DNGファイルなので、元のRAWファイルに含まれていたEXIF情報も維持されるし、Lrでそのまま現像できるしでとても良い。

HDRマージの効果

元々のダイナミックレンジが狭い(=HDRマージによるダイナミックレンジ拡張の効果が出やすいと思われる)PENTAX Qを使ってテストしてみた。

仕事帰りに輝度差がある風景を探してたら、超面白くないものになってしまったのだけど

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とりあえずこんな風景。肉眼での印象もだいたいこんな感じ。

一枚撮り

で、この一枚撮りの写真を微調整して、暗い部分(画面左側)を持ち上げると、こうなる。

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HDRマージ

一方、HDRマージしたものを微調整後、同じように現像(暗部の持ち上げ処理に関しては現像設定をコピーして反映)するとこう。

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ビル内(画面右側)や、柱のスポットライトが当たった箇所(画面中央)の階調がきっちり抑えられており、ぱっと見でも明るい部分でけっこうな差が感じられる。

細部比較

縮小写真では、暗部(画面左側)は、一枚撮りからの露出部分上げでも、わりと善戦してるようにも見えるのだけど

拡大して比較してみると

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(左:HDRマージ版、右:一枚撮り)

柱横の空を原寸で切り出すと

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(HDRマージ版)

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(一枚撮り)

ノイズ量がはっきり違う。

3枚合成したことによる熱ノイズの平均化+ダイナミックレンジの拡張で暗部の情報量が増え、無理なく現像で持ち上げられるおかげかなと思う。

あと、ノイズが減った効果が大きいと思うのだけど階調・ディテールもわりかし違って見える。

階調フィルタで部分マスクをかける

Lightroom CCからの機能のようなのだけど、段階フィルタ・円形フィルタをかける際に、任意の箇所をフィルタ効果の対象外/対象に指定できる(フィルタ効果をマスクできる)ようになっている。

詳しい方法は、このあたりの記事を参照して頂きたい。どちらも図示が豊富でとても分かりやすいのでオススメ。

ちなみに、上の比較サンプルでは、階調フィルタをかけて暗部(画面左側)を持ち上げる際に中央の柱を除外した。

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超便利なので、まだ使ったことがない方には、ぜひ使って頂きたいッ!

あとがき

というわけで、駆け足でLightroomCCの便利機能を紹介してみた。

静物撮影なら、『ハーフNDなしでも、Lrで同等以上の効果が出せるぜ!』という説明になっ…

たのかなぁ。なってるといいな。

『超端折ったので、説明としてダメです』感もあるのだけど、そこはこう、日本人特有の空気を読む特質を持ってフィーリングでいい感じに脳内補完して頂けるととてもうれしい。

Adobe Creative Cloud フォトプラン(Photoshop+Lightroom)|12か月版|オンラインコード版

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それはさておき、

今回調べてわかったLrCCの機能のおかげで、以前に『PETNAX Qはもうだめです…』とまで書いておきながら

まだだ、まだ終わらんよッ!俺のPENTAX Qは!

って感じで自分のPENTAX Qは息を吹き返しそうです。

最近、自分の中で

『自転車で走り回る(ポタリングじゃなくてガチのサイクリングの)ときにカメラを持つなんて論外ッ!、だけどやっぱり持っていきたい問題』

という超シリアスな問題があったのですが、

PENTAX Qなら、ボディとレンズを別々にバラした状態なら嵩張らないので、これなら容易に持ち運べる!って事に気づいて、サイクリング時に持ち出そうかと思ってるこの頃。

これはいっそ、08 WIDE ZOOM(広角ズームレンズ)を買うしかないのでは感がある。

PENTAX 広角ズームレンズ 08 WIDEZOOM Qマウント 22827

PENTAX 広角ズームレンズ 08 WIDEZOOM Qマウント 22827

いずれにせよ、このような勉強の機会を与えてくださったpentax memoのakahige先生には頭が上がらない感じなので、ありがとうございますと言うしかない。(結)

*1:複数枚の写真間で微小なズレがある場合の位置合わせ

*2:現像の『自動階調』機能をあらかじめ実行するかどうか;後からでもできるので、凝った現像をする場合はOFFでOK

*3:撮影中に動いているために合成すると変になる部分

*4:ゴースト除去した部分は合成範囲から除外されるっぽい。除去した箇所はHDR合成の効果が出ないので注意。