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s*nymemo

自転車やカメラのレンズに関する何やかんやと日常の雑記からなるblog

あえて言おう、31インチ4kモニタは産廃であると。

撮影機材 ガジェット

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タイトルの半分は釣り要素でできています。申し訳ない。

目次

最初に (この記事の前提条件)

この記事の内容は主に

  • Windows 7/8/10を使用
  • DisplayPort接続の4kモニタを含むマルチモニタ構成
  • Windows側でEDIDのオーバーライドをしていない
  • PCの主な用途は、画像・映像編集以外

といったユーザを対象に書いています。

Macだとまた事情が変わってくるかと思います。というか、使ったこと無いのでわからない。

3つ目は意味不明だったら無視してもらえればOK(デフォルトではオーバーライドはされない)。

自分の主なPCの使い方としては、プログラミングと、その他の事務処理などとを並行して行う感じ。*1

なお、タイトルの『31インチ4kモニタ』が意味するところは、LG社製の31MU97-Bです。

固有の機種の問題かよ!
紛らわしいタイトル付けてんじゃねーよ!バーカバーカ!
かえってプレステ(PS4)しようぜ!

と言われても仕方がないと思う。今は反省している。

いや、まぁ、

自分が把握できている範囲で、もうちょい話を一般化すると、『31インチ4kモニタ』というか『DiaplayPort接続のモニタの大半』『31インチに4kという解像度のモニタ』が産業廃棄物という趣がある。*2という感じかなぁ。

いずれにせよ、産業廃棄物というのは言い過ぎではあるのだけど。

いや、でもほんとこれ過渡期の製品という趣があるので、問題が解決したモニタが出たら確実に買い換えたいのですよ。個人的には。

そんな思いも込めて、タイトルを付けました。聞いて下さい。

31インチ4kモニタは産廃であると。

31インチ4kモニタの悪いところ

のっけからアレなんだけど、上記モニタが産廃だと思う理由について、

Windows10で、LG 31MU97-Bを含めたトリプルディスプレイ構成*3で約1年間使ってきた感想などを交えて述べてみたいと思います。

DisplayPort接続の罠

これは LG 31MU97-Bに限った話ではなく、調べてみた感じDisplayPort接続のモニタ全般に当てはまる話のようなのだけど、

モニタがスタンバイ状態に入ると、
PC側、より正確にはWindowsからは『モニタの接続が切れた』と認識される

という問題がある。問題、というか、DisplayPortがどうも、そういう仕様らしいのだけど。

具体的には、DisplayPort接続の場合、

  1. モニタがスタンバイ状態に入ると
  2. DisplayPortを介した通信が途絶え、
  3. 結果、モニタからPC(Windows)へのEDIDの送出が途絶える。
  4. その結果、PC(Windows)側はモニタが取り外されたと認識する。

ということらしい。

この問題、マルチモニタ環境だと致命的で、Windowsをスタンバイさせた後、復帰させると、DisplayPort接続のモニタ上に存在していたウインドウやアイコンが、DisplayPort以外で接続されたモニタ上にバラバラと再配置されてしまう。

何でこんなことになるかっていうと、話がまた長くなるのだけど、

  1. スタンバイ(モニタの電源が全て切れる)
  2. HDMIやDVI-D接続のモニタはEDIDが送出され続け、DisplayPort接続のモニタはEDIDが途絶える
  3. スタンバイから復帰
  4. 復帰直後、PC(Windows)側からはHDMIやDVI-D接続のモニタだけが認識される(DisplayPort接続のモニタは認識されない)
  5. Windowsが、認識できているモニタだけで画面を再構成し、アイコンやウィンドウを再配置する
  6. DisplayPort接続のモニタが起動し、EDIDの送出が始まる
  7. Windowsが、DisplayPort接続のモニタを改めて認識する

という感じで、要するに

  • DisplayPort接続のモニタの場合、スタンバイ(モニタの電源断)からの復帰時に、他のモニタに比べて、Windowsから認識されるまでにラグがある

のが問題になってる感じ。

ちなみに、HDMI接続のTVをモニタ代わりに使う場合でも発生するらしい。これは、TVは通常、サスペンド時にHDMI経由でEDIDを送出するように作られていない(省エネのため、コネクタの接続が一旦電気的に切れる)ための模様。調べてみると、この問題の解決のために、海外ではEDIDをオーバーライドする類のソフトやハード(中継器)が結構出回ってる。閑話休題。

参考記事:

www.chromefree.jp

ドットピッチが小さすぎる(dpiが高過ぎる)

話としては、31インチに 4kという組み合わせのいまいちさになるのだけど、

スケーリングなし(ドットバイドット)で使うには文字が小さすぎて無理。マジ無理。このモニタ、142dpiですってよ、奥さん。50cm以上離れた状態で見えるかーい。

で、仕方なく125%のスケーリングで使っているけど、これだと実質的な作業領域がスケーリングなしのWQHDと大して変わらないという。

WQHDのモニタと作業領域が変わらないのに、27インチのWQHDよりも物理サイズが大きくて、マジアンバランス!

ないわー。ほんとないわー。

という感じなのだけど、よく考えると、この問題は、110dpi前後のモニタ(27インチWQHDのモニタ)を使っている人特有の問題だった。

ちなみに、4kモニタをドットバイドットで使うために同程度のdpiを得ようとすると、4kモニタは43インチくらいが適していることになる。奥行き80cmの机において使える(圧迫感を感じずに済む)ギリギリのサイズ、という感じがする。使ってみないとわかんないけど。

Philips 43型ワイド液晶ディスプレイ (4K対応/IPSパネル/5年間フル保証) BDM4350UC/11

Philips 43型ワイド液晶ディスプレイ (4K対応/IPSパネル/5年間フル保証) BDM4350UC/11

で、ドットバイドットでの表示を諦める(125%程度のスケーリングを前提に使う)のなら、27インチくらいのサイズに抑えておくと、27インチWQHDと同じ感じで使えて良い気がする。

突然のブラックアウト

これはLG 31MU97-B特有の問題っぽいのだけど、なぜか突如画面がブラックアウトしたりする。

自分の場合、起動後1回必ずブラックアウトするという感じなのだけど。謎い。

Web上でも同様の動作をする時があるとの報告がある。頻繁にブラックアウトする人もいて、メーカーに報告したら制御基盤が交換されて返送されてきたという話も目にした。

原因がよくわからないのだけど、正直このモニタは人にオススメしづらい。

画像編集系のソフトが劇的に重くなる

これは4kモニタを使うと避けられない問題なのだけど、

表示領域(=CPUでの演算処理範囲)が広がるに伴い、CPU負荷が上がる。*4

表示領域がFullHDの4倍くらいまで増えるので、FullHDで使用したときに比べて演算量も4倍近くなり、処理にかかる時間も4倍ほどに。CPUが十分に高速な場合は問題ないのだけど、高速なCPUを使用していない場合、PCの買い替えを視野に入れたほうがいい感がある。

ていうか、自分がまさにそうで、Lightroomでの現像時、細かな調整がコンマ秒以内に終わらない処理が増えた(操作が反映されるまでのラグが体感できてストレスを感じる)ので、PCを買い替えたくなってる。

31インチ4kモニタの良いところ

写真を高精細に表示できる

スケーリングに対応したソフトウェア(LightroomやWebブラウザ)だと、OS側で拡大表示している場合でも、写真の表示領域はドットバイドットで表示してくれるので

表示に用いられる画素数が増えた分、今までFullHDやWQHDのモニタでは縮小表示(複数ピクセルによる平均化が)されて見えなかった細かな部分まではっきり見える。

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大きく拡大表示するまでもなく細かな部分まで見える&等倍表示にしても広い範囲が見えるので、写真の編集・閲覧が楽になった。

あと、Flickrで他の人の写真を見るのが楽しくなった。特に、綺麗な風景写真を見るのが楽しい。

4kモニタに対する雑感

2016年末の現時点においての個人的評価

総じて、2016年末の現時点では、4kモニタがようやく普及し始めたところで、まだまだモニタ自体も、それを取り巻くソフトウェア・ハードウェア環境も製品としてこなれていないなぁ、という感じがする。*5

DisplayPortの問題に関しては、HDMI2.0なら回避できそうではあるので、これから4kモニタ買うならHDMI2.0対応のモニタにした方が無難なんじゃないかなぁと思う。

漸くHDMI2.0のグラフィックカードや、モニタが手頃な価格で色々出てきたし。

今から選ぶならHDMI2.0対応のグラフィックカードと4kモニタ

HDMI2.0対応グラフィックカード

4kモニタをHDMI2.0で使いたいだけ(3Dゲームはしない)なら、性能や消費電力的にGTX1050が良さ気なように思う。

HDMI2.0対応4kディスプレイ

個人的に悪くなさそうに思えるものは太字にしてみました。詳しい評価はレビューを参考にしてみて下さい。

スリープからの復帰がもたつかないかどうかは未確認なので、実使用のレポートを確認する必要あり。

2016/3以降の製品はHDMI2.0搭載のものが多い感じです。また、価格的にも、ハードウェアキャリブレーションが不要であれば、結構安く手に入る感じです。

*1:1日の間に複数のアプリを使用するため、作業領域があれば有るだけ、目に見える状態でウィンドウを並べられるので、必要に応じてウィンドウを切り替える手間が減って便利、という感じ

*2:EIZOのハイエンドモニタなど、ごく一部の機種にはモニタの電源が切れてもEDIDの送出を続ける仕組みを持つものがある。

*3:23インチ FullHD + 31インチ 4k + 27インチ WQHD

*4:GPGPUが利用されるソフトウェアだと話はまた変わってくるのだけど、まだまだCPUバウンドなソフトウェア/処理は多いので、説明の都合上言い切った。

*5: 4kモニタについて2016年頭に調べた時は、今よりも問題が色々多く(リフレッシュレートが60Hzか30Hzか、DisplayPort接続でもMST方式かSST方式か、など)、もうこなれたかなぁと思って買ったのだけど、まだまだだったという感じ。