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スティール・ボール・ラン (ジョジョの奇妙な冒険Part.7)

ひとまず6巻まで読んだ。

相変わらず安定の面白さで睡眠時間が削られる。

内容はさておき、作者まえがきで

『しかし一方で、漫画家の創作に対する姿勢の問題として、過去の作品に対する姿勢の問題として、過去の作品を完全に葬り去ってまったく新しい作品を描こうというのは、良くない態度だとも思ったのです。作品のテーマというのは、過去から連続していなくてはならないのです。』

 …

『季節が移り変わるように、あるいは人が人生を歩むように、作品のテーマというものも過去からの延長線上になければと思うのです。』

と書かれていて、マジそれな!!という感じで激しく共感できた。

本当にいい仕事ってのは、過去からの積み重ね(現存するモノではなくて、設計思想のような本質部分)に対するリスペクトがあって然るべきだと思う。

ジョジョ作品が、パートごとに変わり続けながらも、『人間賛歌』というテーマからブレることがない、その根幹を垣間見た気がした。