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インクジェットプリンタの最新事情

いつぞやのAPA主催のセミナーで、Canonマーケティングジャパンの方に最新のプリンタについて説明して頂いたのを思い出したのでまとめてみる。

目次

インクジェットプリンタの種類

使うインクの種類で大別でき、

の2種類がある。

インクの特性

顔料

壁面の絵画や泥絵の具、岩絵の具として数万年前の太古より使われてきたもので、耐候性は折り紙つき。

  • 『100年プリント』と謳われるくらいインク自体の耐性は高い (が、紙がインクより早く劣化する)
  • 染料と異なり顔料インク同士は混じらないため、インクの色数が多いほど階調豊かに印刷できる

染料

  • 色鮮やかに印刷できる
  • 光沢紙との相性が良い
  • 経年変化する
  • フォトコンにオススメ
NOTE: インクの色数

Canon製の染料系インクジェットプリンタは最近は、インクの色数が4色に減っている。

これは旧来6色のインクを使って表現していた階調を、4色のインクでもそれ以上の階調を出せるようになった。

インク滴のサイズが小さくなったことで、滴下密度を下げられるようになったのが要因。

最新機 Pro1000

Canon プリンター インクジェット大判 imagePROGRAF PRO-1000

Canon プリンター インクジェット大判 imagePROGRAF PRO-1000

特長

  • A2対応
  • カラーキャリブレータを内蔵
  • 斜めに紙が入ったことを検知可能なセンサを内蔵
  • AdobeRGBに対応 (赤の色域が広い)

カラーキャリブレーションについて

好きな紙でカラーパッチを印刷して、本体のみでキャリブレーションできる。紙の種類を変えても正確な色の再現が可能。

インクや紙はロットによって違いがあるので、交換した際にはカラーキャリブレーションし直すのが良い。

雑談

EF-M 28mmF3.5 マクロレンズを触らせてもらったんだけど『お、いいやん、これ』って感じで良かった。どれだけ売れるか未知数なので、生産数量は少なめとのこと。

Canonのような最大手が保険をかけるくらいだとすると、マクロレンズのマーケットってめちゃくちゃ小さいのかな…。

特に説明はなかったけど、標準画角にしてあるのは、『マクロとしてだけじゃなく通常使いもできますよ』とすることでマーケットを少しでも広げるためだろうか。